江戸時代は天婦羅は庶民の食べ物でした。 その時はほとんどが屋台で、店舗を持つようになったのが明治から大正にかけてです。 その後、徐々に洗練され、高級な食べ物になって行きました。
加熱時間が短く、素材のうまみや栄養価が失われにくいのが天ぷらの特徴で、生で食べられるタネを加熱するのでさらにおいしくなります。 その季節折々の食材を楽しむのが最大の醍醐味と言えます。 またごま油は近年、「ゴマリグナン」という抗酸化物質が注目され、 「セサミン」、 「セサミノール」など、活性酸素を取り除く抗酸化物質として健康面でも注目されています。
天ぷらはその「魚介類や野菜に衣をつけて油で揚げるだけ」の単純な調理方法であるが故に、ほんの少しの違いが味を大きく左右します。 油の中のタネは秒単位で状態が変わっていき、油の温度もタネ・衣・油の状態によって変えて行かなくてはならなりません。 それが出来て初めて鍋の前に立てるのです。
まさに真剣勝負。サクッとした衣の歯ざわりと、揚げたての熱々お客様に少しでも早く召し上がっていただくために1品1品、揚げたそばからお客様のテーブルにお出ししています。
目指すのは、 『東京には天婦羅の名店がキラ星の如くあるけれど、北陸、それも富山のような所にもいい店があるじゃない』 と言ってもらいたい。 天婦羅と、江戸前という伝統は時代と共に変わっていくのです。
【住所】 〒939-8212 富山市掛尾町340-3 【TEL/FAX】 076-492-6966 【営業時間】 11:30〜14:00 17:00〜20:30(L.O.) 【定休日】 水曜日(祝・祭日は営業) 木曜日不定休 カウンター9席 テーブル(4人席) 2卓 小上がり 10席 予約は5,300円〜のコースより (ランチメニューと天丼の予約は不可) ※クレジットカード利用可。